TIA事業リポート
1月
とちぎ外国人材活用促進協議会 農業部会主催 外国人材活用促進セミナー
1月16日(水) とちぎ国際交流センター
外国人材の円滑な雇用に向けた事業所での取組及び採用活動を促進するため、県内企業、農業従事者等を対象としたセミナーを開催しました。
ここでは、県内の農業・林業に従事している外国人の半数以上が、国際貢献を目的とする「技能実習」で在留している現状において、令和6年6月に「技能実習制度」を見直し、人手不足分野における人材の育成・確保を目的とする「育成就労制度」が創設されたことから、第1部で「農業分野における外国人材の受入れ」と題し、外国人材を円滑に適切に受入れるため「技能実習制度および特定技能制度の現状と取組み」や「今後の育成就労制度と留意点」等について、農林水産省 経営局 就農・女性課 経営専門官 小笠原 隆 氏より解説いただきました。
また、第2部は、「特定技能外国人受入れの優良事例」として、株式会社Farm大越より営業部兼製造部 部長 甲斐 恵美理 氏と人事課長 チャン ティ ハイ氏をお迎えし、「日本人も外国人もすべてにおいて一緒!」「キャリアアップ、昇給は実力主義!」の取組みについての詳細をお話しいただきました。


栃木県精神保健福祉センター「精神科救急情報センター事例検討会」への協力
1月22日(水) 栃木県精神保健福祉センター
精神医療相談員、精神医療救急調整員等が外国人住民に対応するようになったことから、事例検討会において外国人とのコミュニケーションがテーマとして取り上げられ、TIA職員が協力しました。
研修では、外国人住民の状況、外国人との対話の際に配慮する点、やさしい日本語の基本などを紹介しました。グル-プワークでは、精神医療の相談事例について、何を優先的に聞き取りを行うか検討を行った後、センター職員から解説がありました。聞き取り等の対応方針が決まったあと、外国人患者の家族役、相談員役に分かれてやさしい日本語での相談対応のロールプレイを行いました。

小山市役所「令和6年度多文化共生講座」への協力
1月18日(土) 小山市役所本庁舎
小山市の自治会長、民生委員、児童委員等を対象に、外国人住民への理解や関わり方を活動の参考にする目的で多文化共生講座が実施され、TIA職員が協力しました。
講座冒頭では、市から小山市の外国人の状況や多文化共生の概要説明がありました。
その後の講座前半では、県内の外国人住民、在留資格、災害対応を通してわかった外国人住民の声を紹介したほか、仙台観光国際協会作成の「多文化防災ワークショップ」を行い、外国人住民と誤解なく対応できる考えや行動について考えました。
講座後半には、やさしい日本語について紹介し、実際の市の通知文をわかりやすく外国人住民に伝えるロールプレイを行いました。


中国文化講座 「北京紫禁城」の歴史文化を知ろう!
1月18日(土) とちぎ国際交流センター
世界遺産である「北京紫禁城」の歴史や文化を学ぶ「中国文化講座」を栃木県と共催で実施し、31名が参加しました。
講師は、栃木県産業労働観光部国際経済課所属の国際交流員として翻訳、通訳、学校への出前講座などで活躍している李永春(リ ヨンチュン)さん。東京ドーム15個分の広大な面積を持つ紫禁城のレイアウトや名称の由来、歴代の皇帝、重要な建物、風水陰陽学、建築材料と建築技術、四季の美しい姿などを詳細に説明しました。
質疑応答では、李さんの説明内容について踏み込んだ質問もあり、参加者の関心の高さがうかがわれました。また、「日本の建築物との共通点があることが興味深かった」、「紫禁城についてとても良く理解できた。今年中国に旅行する予定なので実物をぜひ見てきたい」などの感想がありました。

