2025年度(令和7年度)

6月

済生会宇都宮病院看護専門学校 「地域・在宅看護論フィールドワーク」に協力しました

6月18日(水) とちぎ国際交流センター

地域で暮らす人々の生活や思いを知り、暮らしと健康との関係について考えることを目的としたフィールドワークとして、看護専門学校一年生の5名を受け入れました。

最初に、とちぎ国際交流センターを紹介。1階のラウンジ、図書閲覧室や2階の多目的ホール、3階の文化体験室などを見学ました。

その後、栃木県内の外国人住民の基本情報の紹介、外国人とのコミュニケーションに役立つ「やさしい日本語」について学び、「医療×やさしい日本語研究会」が作成した動画を見ながら、外国人に伝わるためにはどのような工夫が必要か、グループに分かれて話し合い、アイデアを出しました。

それから、外国人相談事業について概要を紹介した後、ネパールとブラジル出身の相談員が文化や制度の違いについて話をしました。また、翻訳タブレットを活用して、外国人に対応するロールプレイを一人ずつ行いました。学生のみなさんは、外国人患者役にわかりやすいよう、翻訳が正確になるよう工夫しながら取り組んでいました。

やさしい日本語のワーク
ブラジル人相談員と翻訳ツールを活用したロールプレイ

「やさしい日本語を広めよう!」 やさしい日本語普及員養成セミナーを開催しました

6月21日(土) とちぎ国際交流センター

 外国人とのコミュニケーションに役立つ「やさしい日本語」を学ぶセミナーを開催しました。講師は、早稲田大学大学院日本語教育研究科教授の栁田直美氏。日本に暮らす外国人の基本情報、やさしく話すポイントとやさしく聞くポイントについて動画ややさしい日本語のサイトを見ながら学びました。また、グループごとに外国人とやさしい日本語で話す体験を行いました。

 最後のグループワークでは、「やさしい日本語」を広める方法について話し合いました。学校の昼の校内放送で紹介する、やさしい日本語のバッジをつける、バスに広告を掲載する、SNSで広める等さまざまなアイデアの発表がありました。

グループワークの発表(中央が講師の栁田氏)
外国人と「やさしい日本語」で話すワーク

「ふれあい人権フォーラム ~芳賀地区人権教育指導者一般研修~」に協力しました

6月12日(木) 芳賀町民会館

  芳賀地区の市町行政、教育・社会福祉関係者、社会教育関係団体等を対象に、外国人住民や多文化共生を理解し、やさしい日本語によるコミュニケーションを学ぶ研修が実施され、TIA職員が協力しました。

 冒頭では、令和6年度の人権に関する作品コンクールで最優秀賞に選ばれた生徒による作文朗読がありました。

 その後の研修前半では、国内、県内の外国人住民、多文化共生の考え方や取組み、外国人の日本語学習について紹介し、後半では、外国人とのコミュニケーションに役立つ「やさしい日本語」について、出入国在留管理庁作成のやさしい日本語動画の視聴やワークを通じて一緒に考えました。

 参加者からは「災害時のNHK等の画面でも『やさしい日本語』だと知り、自分にとって身近だったことに気づいた」、「外国の方に丁寧に話そうと難しいことばを使っていたことに気づいた」、「子どもにも有効だと思った。学校現場でも心がけたい」等の感想がありました。

TIAランチタイム・コンサート「うたとピアノの昼下がり」

6月14日(土) とちぎ国際交流センター

 音楽を通して国際理解を深めるTIAランチタイム・コンサート「うたとピアノの昼下がり」を、栃木県の友好交流県である中国・浙江省と交流活動を行っている栃木県日中友好協会と共催で実施し、65名が来場しました。

 歌はバリトンの石田忠隆さん。2009年から「とちぎ未来大使」として県民の歌広報官を委嘱されています。ピアノには粂川玲衣香さん、バックコーラスには笠松なおみさん、小島都志さん、藤田精華さん、細野尚美さん、今井雄治さん、大森信男さん、岡田高明さん、斉藤剛司さんの8名が出演されました。

 今回のランチタイム・コンサートは栃木県日中友好協会との共催ということで、中国の「茉莉花」や「草原情歌」など4曲をはじめ、「荒城の月」、「千の風になって」など日本の曲、またサンタ・ルチーア、歓喜の歌などのイタリアの曲を披露しました。その他ピアノ独奏曲として、「エリーゼのために」、「ねこふんじゃった変奏曲」などが演奏されました。

▲バリトンの石田さん(右)とピアノの粂川さん
▲バックコーラスの8名と一緒に歌う石田さん(中央)