2025年度(令和7年度)
11月
上三川町オリプラカレッジ講話「日本で働く外国人就労者をたずねて! ~どこからきて、何を求めて栃木県にきたのか~」
令和7年11月18日(火) 会場:上三川町ORIGAMIプラザ
上三川町の町民を対象に おとなの学び直し講座として開催されている「オリプラカレッジ」において、とちぎ外国人材受入支援センター・外国人材コーディネーターの堀江が 参加者45名を迎え講話いたしました。
はじめに、県内で働く外国人へのインタビュー動画にて、明るく活き活き働いている様子を観ていただき、つぎに、深刻な人手不足による企業・住民への影響、そして、働き方改革と人手不足対策の関係、住民かつ全従業員で「暮らしやすく、働きやすい生活・職場環境」を考えることの重要性など解説。また、県内に居住する外国人の状況について、データを基に、どんな産業で、どのような在留資格をもって働いているのか、また「やさしい日本語」の必要性など、身近で働く外国人を例に取りあげてお話いたしました。
最後に、一部の外国人による違法行為やルールからの逸脱等の課題に対して、内閣府が現在「外国人との秩序ある共生社会実現のための総合的対応策」の基本的な考え方や取組の方向性をまとめていることから、この内容が国民の不安を希望に変える対応策になることを期待したいとして講話を終了いたしました。
▲海外の人と接することが好きになった理由を話す講師堀江
日本語学習支援研修会・初心者コース
10月11日(土)、18日(土)、11月1日(土)、8日(土) とちぎ国際交流センター
県内には、外国人のみなさんが日本語や日本の習慣など学んだり、交流したりする場である「日本語教室」があります。このような場において、これから活動したいという方を主な対象とした研修会を開催しました。
講師に東京にほんごネット代表の有田玲子氏を迎え、地域に暮らす外国人の現状を理解した上で、外国人とのコミュニケーションの基本となる「やさしい日本語」、外国語としての日本語、日本語の文法の基本、学習支援の組み立てなどについて学びました。最終日には外国人協力者とともに日本語学習支援の体験も行いました。
研修会参加者からは、「活動を始めるにあたり、いろいろな本を読んでは迷っていたが、これが基本ということを学べて良かった」、「グループで支援計画を楽しく立てられた。みんなと一緒だとやる気になれた」、「実際に支援するという貴重な経験ができた」等の感想がありました。
グループワークでアドバイスを行う講師の有田氏
外国人協力者に対して日本語学習支援の体験を行う参加者(中央)
宇都宮東高校附属中学校生徒がTIAで社会体験学習
11月11日(火)~14日(金) とちぎ国際交流センター
宇都宮東高校附属中学校2年の上松芽依(うえまつ めい)さん、持田颯斗(もちだ はやと)さんが、TIAで4日間、社会体験学習を行いました。
二人はまず「多文化共生」と「やさしい日本語」について学んだあと、外国語担当の相談員8名(ベトナム語、中国語、タガログ語、ネパール語、ポルトガル語、スペイン語、シンハラ語、英語)から、外国人の在留資格や外国文化などを教わりました。また、青年海外協力隊経験者のJICA栃木デスクから現地でのボランティア活動内容やJICA海外協力隊事業などを聞き、今回の体験学習で学んだことをすべてレポートにまとめました。
その他、とちぎ国際交流センターの交流ラウンジに、来館者に観ていただくための大きなクリスマスツリーをきれいに飾りました。
▲ ベトナム語の相談員から仕事内容を聞く上松さん(中央)と持田さん(右)
▲交流ラウンジにクリスマスツリーを飾った二人