2023年度(令和5年度)
2月
とちぎ外国人材活用促進協議会主催「外国人受入れのためのスキルアップ道場」
令和6年2月2日(金) 栃木県総合文化センター
外国人の雇用に向けた制度の理解、社内の取組及び採用活動を促進することを目的として、県内企業の経営者・人事担当者等を対象に、4部構成のセミナーを開催し、48名が参加しました。
第1部は、栃木県出身の弁護士の杉田昌平氏より「新制度『育成就労』(仮称)における傾向と対策」について、新しい制度の最新の情報を基に予想される課題と対策について講義をいただきました。
第2部は、弁護士、行政書士、社会保険労務士による相談コーナーを設け、相談に対応しました。
そして第3部は、特定社会保険労務士の永井知子氏より「費用対効果を考慮した『労務管理の工夫と留意点』等について」の解説をいただき、「定着」「リスク回避」に必要な対策等を学びました。
第4部は、県内企業の雇用事例として、農業分野にて技能実習生と特定技能外国人を受け入れている株式会社菅谷農産、また、製造業分野で約30年前から外国人の採用を開始し、現在では技能実習生、特定技能外国人を中心に受け入れている株式会社真岡製作所にお話しいただきました。
JICA筑波 教師海外研修・授業実践報告会
2月24日(土) とちぎ国際交流センター
JICA 筑波が2023年8月6日~16日に実施したラオスでの海外研修の内容、及び本研修で学んだことを各学校で実践した授業内容を報告する「JICA 筑波 教師海外研修・授業実践報告会」をTIAと共催で実施しました。
栃木県から参加したのは、栃木市立合戦場小学校の越沼有子教諭、宇都宮市立姿川第二小学校の樽井里実教諭、大田原市立金田北中学校の田母神亘教諭、栃木県立栃木特別支援学校の深澤菜月教諭の4名です。まず越沼教諭が、海外研修内容報告として、ラオスの小学校や教員養成学校、また現地で食用昆虫養殖技術を普及しているNPO法人ISAPH(アイサップ)の活動などについて報告しました。
次に授業実践報告です。各教諭の授業テーマは、越沼教諭は「ちがうって、おもしろい」、樽井教諭は「自分や世界中の人々が笑顔で生活していくためには」、田母神教諭は「昆虫食は地球の危機を救えるか」、深澤教諭は「ラオスの小学校を見てみよう」。皆さん研修で学んだことを生かし、工夫を凝らして実施した授業内容を発表しました。
最後に、会場の参加者に対して田母神教諭が模擬授業「昆虫食は地球の危機を救えるか」を行いました。日本で市販されている「コオロギせんべい」を試食するなど、楽しく学ぶことができました。
本報告会には、JICA教師海外研修に興味のある現職教員や教育学部の大学生など22名が参加しました。「先生方ご自身も、また児童生徒も将来につながる研修・授業実践になっていて素晴らしいと思いました」、「実際に昆虫食を食べてみて印象が変わりました」、「私も将来教員になった際には授業に取り入れてみたいと思いました」などの感想がありました。
※本報告会の動画視聴はこちらから
とちぎ外国人材活用促進協議会 農業部会主催 外国人材活用促進セミナー
令和6年2月20日(火) とちぎ国際交流センター
外国人材の円滑な雇用に向けた事業所での取組及び採用活動を促進するため、県内企業、農業従事者等を対象としたセミナーを開催しました。
第1部は、技能実習制度及び特定技能制度の見直しが示されたことから、「新しい制度『育成就労(仮称)』における日本語教育の在り方」と題し、日本語能力の段階やコミュニケーション等の課題と今後の支援について、日本語教師でもある内定ブリッジ株式会社の淺海一郎氏をお迎えし、解説いただきました。
また、第2部では、ファシリテーターに淺海氏、パネリストに農業分野の技能実習生を専門に受入れている監理団体のプラスアグリ協同組合業務部長 高橋氏、東日本営農事業協同組合理事長 磯氏をお迎えし、「外国人受入れの課題と今後の支援について」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。
第2回TIA外国人キーパーソンネットワーク研修会「身近にある特殊詐欺への対策」
2月17日(土) オンライン
今年度第2回目の研修会は、「身近にある特殊詐欺への対策」をテーマにオンラインで実施しました。TIA外国人キーパーソン参加者は全部で13名。講師は栃木県警察本部生活安全企画課の福田亮課長補佐です。
前半は、講師の福田氏が特殊詐欺や巧妙な手口による犯罪について、事例をあげてわかりやすく説明しました。
後半は、特殊詐欺等の相談等を受けたキーパーソン参加者による発表、及び参加者同士で犯罪対策についての話し合いなどを行いました。
参加者からは、現在どのような犯罪があり、犯罪に対してどのように行動したらいいかなどの知識が増えた等の感想もありました。