2024年度(令和6年度)
2月
とちぎ外国人材活用促進協議会 サービス業(宿泊)部会主催 外国人材活用促進セミナー
令和7年2月26日(水) とちぎ国際交流センター
2024年の訪日外国人旅行者数は、過去最多となり、観光需要が回復する一方、生産年齢人口の減少等を背景に国内の人手不足は進行し、観光・宿泊業、外食業、ビルクリーニング業等における人材の確保が大きな課題となっています。
この状況から、人手不足解消に向け「外国人材を円滑に採用するためのポイントと定着につなげるノウハウ」をテーマに、一般社団法人外国人雇用協議会の理事として、数多くの企業向けセミナーに登壇されているリフト株式会社代表取締役の杉村哲人氏をお迎えし、解説いただきました。
解説は、宿泊業に関する「特定技能制度及び新たな育成就労制度について」からはじまり「ホテル・旅館業で活躍する外国人材の在留資格と業務の関係」や「外国人材を募集する際に注意すべきポイントとコスト」について、外国人雇用にかかる具体的なコストや事例を示しながら、わかりやすくお話しいただきました。


とちぎ外国人材活用促進協議会「外国人受入れのためのスキルアップ道場」
令和7年2月5日(水) 栃木県総合文化センター
外国人の雇用に向けた制度の理解、社内の取組及び採用活動を促進することを目的に、「外国人材の確保に向けた適切な環境整備・取組とは」をテーマとした4部構成の研修を開催しました。参加者は、県内企業の経営者・人事担当者等を対象に、55名が参加しました。
第1部は、栃木県出身の弁護士の杉田昌平氏より「外国人材雇用等に係る在留資格制度の現状と適正な労務管理」をテーマに、講義をいただきました。
第2部は、弁護士、行政書士、社会保険労務士による相談コーナーを設け、企業における外国人雇用等に関する相談に対応いたしました。
第3部は、内定ブリッジ(株)代表取締役 淺海 一郎氏より「従業員の業務効率向上につなげる外国人材との円滑なコミュニケーションと専門用語集の必要性」について学びました。
第4部は、県内企業の雇用事例として、建設業にて技能実習生と特定技能外国人を受入れている株式会社アルレクス、また、同じく建設業をメイン業務として、人手不足対策に注力した国際事業部を設置し、特定技能登録支援機関や技能実習監理団体に事業展開しているミヤマホームグループにお話しいただきました。


グローバル人材を対象とした合同企業説明会オンライン
2月19日(水)~21日(金) オンライン
日本国内で学ぶ外国人留学生等グローバル人材を対象に、県内企業の合同説明会をオンラインで3日間実施しました。今年度は時期をずらし、2月に実施しました。参加した県内企業は8社、グローバル人材は3名でした。
各企業の採用担当者が企業概要や採用情報を説明し、参加学生は企業の選考方法や求められる日本語レベル等必要な条件について質問していました。


第2回TIA外国人キーパーソンネットワーク研修会「自然災害について学ぼう!」
2月15日(土) オンライン
今年度第2回目の研修会は、「自然災害について学ぼう!」をテーマにオンラインで実施しました。TIA外国人キーパーソン参加者は全部で11名。講師は宇都宮大学留学生・国際交流センター准教授の飯塚明子先生です。
前半は、講師の飯塚先生が地震、台風、大雨などの自然災害の種類や現象について、パワーポイントを使ってわかりやすく説明しました。
後半は、実際に東日本大震災で支援を行った外国人キーパーソンのタイ出身のラタナポン・タナノンさんに事例発表してもらった後、地震や大雨などの対策について飯塚先生からお話ししてもらい、避難所についての説明などもしていただきました。また、講義の途中で何問かクイズを出題し、参加者にチャットで答えを送ってもらったりしました。
参加者からは、実際に災害が起きた場合の対応方法についての質問などもありました。


JICA筑波 教師海外研修 成果報告会
2月22日(土) とちぎ国際交流センター
JICA 筑波の教師海外研修で2024年7月21日~8月1日に東アフリカのウガンダを訪問した県内の教諭が、本研修で学んだことを各学校で実践した授業内容を報告する「JICA 筑波 教師海外研修 成果報告会」をTIAと共催で実施し、21名が参加しました。
栃木県から海外研修に参加したのは、佐野市立北中学校の土井菜奈子教諭、栃木県立足利南高等学校の後藤千春教諭、栃木県立のざわ特別支援学校の北平浩美教諭、栃木県立佐野高等学校の 増田萌教諭の4名。まずウガンダでの研修内容を報告した後、「模擬授業」として、土井教諭と後藤教諭の2名がそれぞれ授業で行った内容(フォトランゲージ等)を参加者に体験していただきました。
後半は、ブースで分かれて授業内容を紹介するポスターセッションです。教師海外研修に茨城県から参加した教諭2名も加わって行われました。各ブースでは、授業で使用した資料や現地の民芸品、授業を受けた生徒の感想などが掲示され、参加者は授業内容の詳細や成果などを知ることができました。


日本語学習支援者のための情報交換会
2月14日(金) とちぎ国際交流センター
県内の日本語教室で活動する日本語学習支援者を対象とした情報交換会を開催しました。講師に一般社団法人ふくしま多言語フォーラム代表理事の永島恭子氏を迎え、日ごろの活動や課題をグループで話し合う情報交換を行ったほか、いつもの教科書を使った楽しい学習活動のヒントについて学びました。
前半の情報交換ではグループに分かれて、それぞれの教室での活動内容や課題について話し合いました。いくつかのグループでは、学習者が継続できるような工夫をしているがなかなか続かないといった共通の課題がありました。講師からは週一回の教室で積み重ねを重視するのは現実的に難しいので、一回完結型の支援活動の提案がありました。
後半は、日本語学習におけるさまざまなアプローチについて紹介があり、どのようなシラバスになっているのか、複数の日本語の教科書をみながら話し合いました。また、前半で講師から提案のあった支援活動の一つとして、動画教材を活用した学習について紹介がありました。
参加者からは、いろいろな立場で関わっている話が聞けた、同じ悩みを持っていることがわかって良かった、いつもの教科書でもわくわくできる活動ができそうだ等の感想がありました。

日本語学習支援研修会・経験者コース
1月11日(土)、2月1日(土) とちぎ国際交流センター
外国人等に日本語学習支援を行っている支援者を主な対象とした研修会を開催しました。講師に宇都宮大学基盤教育センターの牧原紀子氏を迎え、理論と実践両面から日本語学習支援について学びました。
研修会1日目には、学習者のニーズに沿った学習計画の立て方と教室活動について、日本語教育の参照枠の解説や具体的な教室活動について紹介があり、参加者それぞれが学習支援の活動案を考えました。その後のインターバル期間中に、1日目で学んだことを活用して、参加者の所属する日本語教室で実践を行うものとしました。2日目においては、インターバル期間中の実践報告、活動案のブラッシュアップをグループで行い、講師からのアドバイスもありました。
参加者からは「日本語教育の参照枠やcan-doについて理解できて参考になった」、「活動案を作成するだけでなく実践してみることができて有意義だった」、「自分ひとりで考えるより、いろいろなアイデアを聞けて参考になった」などの感想がありました。
