2024年度(令和6年度)

10月

やさしい日本語を広めよう!「やさしい日本語普及員養成セミナー」

10月12日(土) とちぎ国際交流センター 

外国人とのコミュニケーションに役立つ「やさしい日本語」について学び、外国人と話す体験をするほか、周囲に広める方法を考えるセミナーを開催しました。講師に早稲田大学大学院日本語教育研究科教授の栁田直美氏を迎え、日本に暮らす外国人の基本情報、やさしく話すポイントとやさしく聞くポイントについて動画を見ながら学びました。また、グループごとに外国人とやさしい日本語で話す実践的なワークを行うなか、お互いに質問し合うなど楽しい時間を過ごしました。最後に、周囲に「やさしい日本語」を広めるためにはどんなアイデアがあるか話し合いました。その後の発表では、「やさしい日本語缶バッジをつけて、話のきっかけを作る」、「病院の人にやさしい日本語のポイントを紙に書いて渡す」などたくさんのアイデアの共有がありました。

▲講師の栁田氏
▲外国人と「やさしい日本語」で話すワーク

介護の仕事のための日本語教室

10月5日(土) とちぎ国際交流センター

 介護分野への就職支援、及び介護職への定着化を図るため、外国人住民を対象に介護の仕事に役に立つ日本語を学ぶ日本語教室(第1回)を、にほん語でかいご共育会と共催で実施し、11か国21名(ベトナム、中国、フィリピン、ブラジル、ペルー、ネパール、インドネシア、スリランカ、バングラデシュ、ミャンマー、台湾)が参加しました。

 講師はにほん語でかいご共育会の長谷川朋子さん。前半は介護の仕事内容についての説明、後半は共育会が作成したテキスト「はじめて学ぶ介護の言葉」を使用して、第1回目の授業を行いました。参加者は、長谷川さんが板書した介護に関する日本語を覚えようと、熱心に書き取っていました。

 日本語教室は12月21日まで全部で11回、初回と最終回は対面で、他はオンラインで実施されます。

▲介護の仕事について説明する講師の長谷川さん
▲後半の日本語教室で介護の言葉を学ぶ参加者