とちぎグローバルセミナー
平成21年度 国際理解教育実践セミナー「国際理解教育へのアプローチ方法」 リポート

 財団法人栃木県国際交流協会(TIA)とJICA地球ひろばの主催による、国際理解教育実践セミナー「国際理解教育へのアプローチ方法」が平成21年7月5日(日)、とちぎ国際交流センター多目的ホールで実施され、15名が参加しました。
 このセミナーは、TIA&JICA地球ひろばを含む10の団体がそれぞれ主催する連続セミナー「とちぎグローバルセミナー」のひとつです。
 講師は、(社)青年海外協力協会の堀田直揮氏。青年海外協力隊として1999年から2年間、ジンバブエでスポーツを媒介とした青少年指導に携わり、帰国後、(社)青年海外協力協会の職員となり、青年海外協力隊訓練所、中国支部で勤務し協力隊の体験を地域に還元するための各種業務を担当しました。20067月より東京に赴任し、「地球生活体験学習」等の推進に努めています。

〔セミナーの内容〕
(1) アイスブレーキング『国名は?』
 参加者全員が思い浮かんだ国名を1つ書く。回収・シャッフルした後、参加者に1枚配布。手にした紙は背後に見えないように持ち、他の参加者と挨拶を交わし国に関する質問(ステップ1:気候に関すること、ステップ2:食べ物に関すること、ステップ3:何でもOK)をしてYes/Noで回答をもらう。多くの参加者と挨拶を交わし質問をもらいながら、自分の持っている国がどこなのか当てる。
(2) アイスブレーキング
 
「自宅からの距離」「今日のセミナーに対するやる気度」「国際理解教育の経験度」の質問を行い、長く張ったロープで自分の位置を決める。最後に3つにグループ分けを行う。
(3) 自己PRタイム
 自己PR用紙を作成。グループ内で自己PR1分/1人)を行った後、PR用紙をテーブル中央に置き、それを見ながら5分程雑談を行う。
(4) フォトランゲージの紹介と体験 その1(JICAフォトランゲージキットの写真)
 マリ国ドンゴ族の合同葬儀の写真を使用。1枚の写真を3分割したものを各グループに1つ配布。3分の1になった写真から気になったことなどを話し合い、3分の2の部分にはどんな光景が写っているのか想像し描き足す。
(5) 国際理解教育とは?(講義)
 「世界のコトを教える」「世界のコトから考える」「自分のコトを考える」ことが国際理解教育の目的。「世界で起こっているコト」「社会が抱える課題」「自分の生活(将来)」がつながっていることを知り、持続可能な教育を促進する。
(6) 参加型学習を行う目的は?(講義)
 「聞いたことは忘れる」→「体験したことは理解できる」→「発見したことは応用できる」ことから、参加型学習を行う。参加型学習は「価値到達」ではなく、「価値創造」のための学習。
(7) フォトランゲージの紹介と体験 その2(モルディブのミィードゥ島の水:地球生活体験学習教材)
 4枚の写真を使ってグループごとに自由にストーリを作り、グループごとにストーリの発表を行った。その後、堀田氏から教材の解説。
(8) マリ国の写真、もしくはモルディブの写真を使用し、リメイク教材を作成する。グループで12つのリメイク教材を作成。
(9) リメイク教材の実践
 グループのメンバーを入れ替えて、作成した教材の実践を行う。 
 

▲アイスブレーキング「国名は?」で自分の持っている国を当てる ▲もう一つのひもを使ったアイスブレーキングで質問にひもの位置で答える
▲フォトランゲージで3分割した写真を見比べる ▲講師の堀田氏から国際理解教育へのアプローチ方法を教わる